東京都九段にある靖国神社内苑には、素晴らしい造形の池泉庭園が保存されています。参拝したけれど神池庭園は見たことがないと言う方が多いので紹介させて頂きます。
<サクラが開花した池泉庭園>

神社の森に囲まれて静かに佇む神池庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれるようです。回遊できるので、様々な角度から鑑賞することができます。
<力強い滝岩組>

長い伝統を持つ日本庭園の歴史の中で、岩組は、最も永遠性がある造形で、古庭園からもその造形美や作者の精神性を感じることができます。 江戸時代中期以降、日本庭園が定型化し、退化してしまったと言われる中、明治15年に完成した靖国神社の滝岩組は、古庭園に勝るとも劣らない力強さと造形美を誇ると評価されています。
<舟形石と岩島のむこうに茶亭を望む>

舟形石や岩島が大変効果的な空間構成の役割を果たしています。岩島は1999年の修復工事の際に、日本庭園研究会会長の吉河 功先生の監督のもと組まれたものです。また、奥に見える切石橋は、全国でも屈指の長さがあり、大変見事です。
この庭園が将来にわたって美しく保存できるよう精進していきたいと思っています。
