
東大寺草創以来の貴重な遺構である。西側に設けられた三カ所の門のうち北門にあたる。東大寺の鎮守社である手向山八幡宮の転害会の旅所に用いられたことから転害門とよばれる。三間一戸の八脚門 で、中央間二〇尺、脇間一八尺と大規模で雄大である。元来は三斗で二重虹梁蟇股を備える天平時代の標準的な構造であったが、鎌倉時代の大修理の時に大斗上に通肘木を加え、その先端で出組とした。そのため屋根が高く、大きくなり、より立派な姿になった。基壇部分も古式の壇上積で立派である。
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