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2008年04月 アーカイブ

2008年04月09日

小さな池と芝生~憩いの庭づくり(文京区定泉寺様の造園施工例)

 
先日、竹垣の作り方 建仁寺垣施工例のタイトルで紹介させて頂いた定泉寺様(文京区本駒込)で竹垣施工に引き続き造園工事をさせて頂きました。
 たくさんの方が訪れる都心のお寺に憩いの場、安らぎの場をつくりたいというご住職のご希望に沿えるよう、温もりのある庭を目指しました。
 また、境内にある石その他の材料を無駄にせず、最大限生かしたいとのご希望もありました。そのためにかえっておもしろい発想も生まれました。例として、昭和初期製造の木製電柱を照明用として復活させたり、いらなくなった石材や丸太で乱杭状の土留めをつくったり、八ッ橋に見立てた通路をつくった事などが挙げられます。
 私にとっても大変貴重な経験となる造園工事でしたので、ぜひご紹介したいと思います。
 定泉寺様には大変お世話になり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
  
小さな池と青くなってきた芝生
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 境内にある石その他の材料を無駄にせず、最大限生かしたいとのご希望もありました。そのためにかえっておもしろい発想も生まれました。例として、昭和初期製造の木製電柱を照明用として復活させたり、いらなくなった石材や丸太で乱杭状の土留めをつくったり、八ッ橋に見立てた通路をつくった事などが挙げられます。
芝生の広場(奥に見える昔の電柱)
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常滑焼の配水管を再利用した植栽と切り株のベンチ
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 常滑焼の配水管は大正時代から塩化ビニールの配水管ができるまで使われていたものです。工事中発掘したものを再利用しました。
 
 カエルの産卵、ハスやスイレンの観賞のために小さな池もつくることになりました。
 防水シートを使用し、地面の高低差を補うため枕木で囲った簡素な池ですが景色としてもビオトープとしても十分楽しめると思います。
 池の作り方は後ほど紹介したいと思います。
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 材木を使った通路は、尾瀬の木道をモチーフにしてつくりました。
 この部分は日当たりや水はけが悪く、ドクダミが密生します。ドクダミを水芭蕉に見立てて管理していこうと計画しています。
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小さな石組
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 ポイントとなる場所に境内にあった小さな石を据えました。小さくても力があり、空間を引き立たせているのがわかります。
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裏側からの景観
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 現在はできたての庭ですし、落葉樹も芽吹いていないのでにぎやかさはありませんが、時間の経過と共に味わい深い庭にしていこうと思います。
 今後の庭の様子や池の作り方、樹木の植栽の様子などをつづけてご紹介したいと思います。

2008年04月18日

池の作り方と施工手順(防水シートを使ってできる手軽な池庭づくり)

 先日、東京都文京区で小さな池のある庭を施工させて頂きました。
 池づくりというと、コンクリートを用いる袋打ち工法や粘土を用いる古式工法など本格的なものを想像される方が多いと思います。これらの工法は、現在の一般的な家庭の庭づくりには重々しくて、コストがかかりすぎるという問題点があります。
 家庭でハスやスイレンを育てたいとかビオトープガーデンを楽しみたいという場合には、低コストで手軽にできる、防水シートを使った池づくりをおすすめします。
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池づくりの工程
 池を掘る前に、だいたいの池の形を決めます。それから糸を張って池の周囲が水平になるよう整地します。
 写真では、池の底の形がひょうたん形、アウトラインは方形になるように掘り進めています。掘りとった土は、なるべく庭の中で生かせるよう工夫します。

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池のアウトラインとなる枕木を仮置きして、水際の水深の浅い部分に石を据えられるよう、調整しながらきれいなカーブで掘り進めます。あまり凹凸があるとシートと土の間に隙間ができてしまいます。また、シートの大きさは規格化されているので、無駄が出たり足りなくなったりしないよう、深さを調整します。池の幅プラス深さを2倍した長さに50センチ位の余裕を持った大きさに掘ります。
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掘り終わったら、砂を少量使って凹凸を無くします。
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次に、シートのクッション、耐根用の不織布を敷きます。ゴワゴワしているため、池の形が複雑になるとうまくカーブが出ないのでたくさん切れ込みを入れて池底に密着させます。
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 最も無駄のない位置にシートを広げ、8分目まで水をためます。水をためる事によってシートと池底が密着し、余裕を見ておいたシートが池の中に引き込まれます。
 もしもシートが足りなければ深さ調整を行い、シートの大きさに合わせます。シートの大きさが足りない場合に、シート自体をつぎはぎするのはなるべくさけた方が良いと思います。コストも増し、漏水の可能性も出てきます。
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 シートに不足が無いことを確認してからアウトラインを固定します。写真では枕木で固定しています。
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 池のアウトラインを埋め戻します。
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 水際の浅く掘っておいた部分に玉石を置いていきます。こうすることで輪郭となる枕木との自然なつながりが出てきます。
 また、池に入ったカエルなども出入りがしやすくなるので、ビオトープとしても楽しむことができます。
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 完成です。
 今後ハスやスイレンの花を楽しんだり、メダカの泳ぐ姿を観察したり・・・。
 水があるだけで、眺めるだけでなく、五感を働かせて楽しめる庭ができました。
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