N邸は、高層分譲マンションの1Fにあり、エントランスに小規模な専用庭が設けられています。施工前は下の写真のように芝生が貼ってありましたが、日当たりと水はけが悪く、ゼニゴケがはびこっていました。隣地との境界も、アルミフェンスでしたので、目隠しが必要でした。
施工前
N様は、空手道の師範であり、日本の伝統文化にも大変理解のある方ですので、日本庭園を現代の住宅や外構にあわせてアレンジすることにしました。下の写真は、水を用いて心身を清める、露地の蹲踞の雰囲気を表現したものです。手水鉢として用いたのは陶器で、近所の若手作陶家 東京窯志舎の 箕浦さんが特別に大きめのサイズで作って下さったものです。
施工後
下の写真は、子供が柄杓をつかって遊んでいるところです。何のために水がためてあるの?と聞かれました。小さな空間ですが、大きめの飛石を使っているのがわかります。
植栽には、生垣にツバキ、風情を出すために落葉中低木のナツハゼ、トサミズキ、ドウダンツツジ、常緑低木のアセビ、マンリョウを用いました。
施工後
こちらも同様に芝生だけの寂しい空間でした。
施工前
N様のお宅には、世界各国から外国人のお客さまがたくさんいらっしゃるということでしたので、外国の方に日本らしさを感じて頂けるよう設計しました。空手道の力強さや厳しさをテーマにしました。石と石の関連が空間を広く感じさせます。
施工後
夜はライトアップをして眺めることができます。ライトに照らされた石は神秘的な雰囲気を演出しています。
施工後
庭を大切に育てていただいているおかげで、月日を経るごとに味わいが深くなっています。
水盤に水草を入れたり、白い玉石で流れが表現されていたり、お客様の自由な発想で私が造った時よりおもしろい庭になっています。
