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2007年04月 アーカイブ

2007年04月05日

東京都北区N邸 マンションの小スペースを生かした和風庭園施工例

N邸は、高層分譲マンションの1Fにあり、エントランスに小規模な専用庭が設けられています。施工前は下の写真のように芝生が貼ってありましたが、日当たりと水はけが悪く、ゼニゴケがはびこっていました。隣地との境界も、アルミフェンスでしたので、目隠しが必要でした。

施工前
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N様は、空手道の師範であり、日本の伝統文化にも大変理解のある方ですので、日本庭園を現代の住宅や外構にあわせてアレンジすることにしました。下の写真は、水を用いて心身を清める、露地の蹲踞の雰囲気を表現したものです。手水鉢として用いたのは陶器で、近所の若手作陶家 東京窯志舎の 箕浦さんが特別に大きめのサイズで作って下さったものです。

施工後
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下の写真は、子供が柄杓をつかって遊んでいるところです。何のために水がためてあるの?と聞かれました。小さな空間ですが、大きめの飛石を使っているのがわかります。
植栽には、生垣にツバキ、風情を出すために落葉中低木のナツハゼ、トサミズキ、ドウダンツツジ、常緑低木のアセビ、マンリョウを用いました。
施工後
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こちらも同様に芝生だけの寂しい空間でした。
施工前
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N様のお宅には、世界各国から外国人のお客さまがたくさんいらっしゃるということでしたので、外国の方に日本らしさを感じて頂けるよう設計しました。空手道の力強さや厳しさをテーマにしました。石と石の関連が空間を広く感じさせます。
施工後
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夜はライトアップをして眺めることができます。ライトに照らされた石は神秘的な雰囲気を演出しています。
施工後
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庭を大切に育てていただいているおかげで、月日を経るごとに味わいが深くなっています。
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水盤に水草を入れたり、白い玉石で流れが表現されていたり、お客様の自由な発想で私が造った時よりおもしろい庭になっています。 
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2007年04月08日

文京区の定泉寺様の露地施工

定泉寺様は、文京区にある浄土宗のお寺で、秦造園の大切なお客さまです。樹木の剪定等の境内管理を任せて頂いて6年ほど経ちますが、数え切れないほど貴重な経験を積ませて頂き、大変感謝しております。
定泉寺様は裏千家茶道教室としても活動しておられるので、お茶事ができるようにとの要望で小規模な露地を造らせて頂きました。
<自然石の飛石と蹲踞の景>
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 露地で手水を使う作法には、心身を浄める意味があり、武野紹鷗(たけのしょうおう)(1502~1555)の頃原型があらわれ始め、千利休(1522~1591)にいたって完成されたと伝えられています。
 蹲踞は、席入りする前に心身を浄めるための造形ですから、清浄感や緊張感を醸し出して、景観を引き締める役割があります。 
<蹲踞の景>
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 蹲踞は中鉢形式とし、境内にあった手水鉢を利用させて頂きました。造園用語では、中心部を「海」、一番奥の大きめの石を「鏡石」、一番手前の平らな石を「前石」、その向こう側を「手燭石」と「湯桶石」(裏千家では手燭石が右)と呼びます。
 また、役石の据え方には幾つかの約束事があります。前石の前端から水穴の中心までは、約75㎝までの寸法で、手水鉢の高さの違いによる使い勝手を考慮して決めます。手燭石は、湯桶石よりも高く据えなければなりません。
 特に神経を使う点は、石の組み方にあります。海の外側からの土圧に耐える強度をもつ石の組み方が要求されます。石と石の間を「合端」(あいば)と呼びますが、合端が良くしかも美的に組み上げるのには経験と技術を要します。セメントで補強しなければ崩れてしまうような仕事は、レベルが低いと思われます。
 写真左奥の置灯籠は、「鉢灯り」(はちあかり)と呼ばれ、手水を使うときの照明の役割を果たすと共に、景趣を添える大切な構成要素です。
 

2007年04月15日

高木(サクラ)の剪定、枝下ろし作業

東京では、今年も美しい花を咲かせたサクラの開花期が終わろうとしています。お花見を楽しまれた方も多いと思います。散りゆく花を見ていると名残惜しい気もしますが、この儚さや潔さが風情を感じさせます。
ソメイヨシノの花も終わりましたので、文京区にあるS寺様でサクラの剪定、枝下ろしを行いました。
「サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿」と言われるように、サクラは剪定に弱く、適切な処置を施さないと切り口から枝が腐り、木の寿命を縮め、枯らしてしまう原因ともなります。また、厳寒期を除く落葉期に剪定した方が木の負担は軽減されます。


剪定作業の様子
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今回の剪定、枝下ろし作業は、お客さまの「花をたくさん咲かせたい」とのご希望もあり、比較的木にとって負担の少ない花後すぐの時期に行いました。また、切り口には癒合剤を塗って腐食防止をしました。
このサクラの木々が来年も、元気に花をつけてくれるように願っています。


剪定作業の様子
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かなりの高所での剪定ですが、安全作業を心がけています。秦造園では高木、巨木が多い神社や寺院の緑地管理を通じての豊富な経験から、確実でスピーディな高木剪定の技術に定評があります。

2007年04月23日

文京区A様邸 ガーデン ウッドフェンス施工例

A様のお宅は、施工前、下の写真のようにコンクリート壁で囲まれ、駐車場と庭の間も同様にコンクリート壁で仕切られていました。風通しが悪く、出入りも不便でしたので、思い切ってコンクリート壁を解体して、新たにエクステリアと植栽を施工させて頂きました。


<施工前>
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お隣様との境界線部分は、モスグリーン色のハイグリッドフェンスを、庭と駐車場の仕切り部分にはオリジナルのウッドフェンスを施工しました。かなり明るいイメージに変化しました。
<施工後>
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駐車場から庭へ直接入れるように、木製の扉を作りました。また、駐車スペースのコンクリート土間も曲線に切って解体し、新たに花壇を兼ねた植栽スペースを作りました。
<施工後>
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飛び石感覚で切り株に防腐処理を施したものを設置しました。石に比べて柔らかい素材なので、歩いてみると木の心地よい感覚が伝わってきます。
植栽は、既存の木々に、ハイノキ カラタネオガタマポートワイン ギンバイカ モッコウバラ などに小さな草花たちと宿根草を加えました。
<施工後>
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庭でくつろいでいると木漏れ日と、木の葉を揺らす風がとても気持ちのいい庭になりました。またA様邸は、元気なお子様たちとかわいい犬がいる大変明るいご家庭なので、イメージがぴったりだと思います。
施工中は大変お世話になり、楽しく庭づくりができました。ありがとうございました。
今度庭のお手入れに伺う日を楽しみにしています。

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